カテゴリ:~詩編~( 30 )



「ぐるぐる鳥の歌」

ある日それに気付く

古くて割れた灰色の肌
ゾッとする
赤く大きな渦巻き瞳

頑丈な広い額
尖った赤のくちばし
小さく軽い羽毛の身体

渦巻き瞳に魅入られたなら
君は支配されるのさ

肩に爪を食い込ませ
嗄れた声で
ガーガーと吐く

それは古傷を膿ませる酸だ
食い込む爪は記憶の侵食

叫べどもがけど
その激痛はいや増すばかり

あいつは あれは
彼は 彼等は
私は 俺は
なぜ なんで
理不尽な

壊れた画像が止めどなく
巻き戻しを繰り返す

嘔吐感に耐えながら
酷い雑音に苦しみながら

ぐるぐる鳥は人を苛む
君の頭を掻きみだす

だからやつらに気付いても
見えない振りをしなくちゃならない

やつらに支配される前
やつらの気配を感じたら
1人でいてはいけないよ

けして瞳を覗かない
見えないふりさえしていれば
やつらもこちらに気づかない

この世で一番危険な鳥だ
孤独を愛する死の鳥だ

ぐるぐる鳥に気を付けて
破滅の鳥に気を付けて





「舞い踊る」

陽光に舞う
キラキラした埃の粒

生命はふわりふわりと舞い踊る
あの埃みたいな
リズム的な存在かもしれないね

知っていても知らなくても
空から落ちるその瞬間に
命のダンスを踊っているのさ


偶然でも必然でも
ちょっとした空気の流れで
すっ飛んだり又高く舞い上がったり
地の底に叩きつけられたりするんだ
けれどさ

人はそれをさも重大な事の様に
色々名付けたがったりするんだけれど

本来もっと自然でシンプルなものなんじゃないかな

ナチュラルな現象
そんな感じじゃないのかな






「虹色雲」

爽快な朝
空はパステルブルーに染まり
雲は大地に堕ちた

その雲を
雲食い達が食べあさり

食い散らかされた残骸は
風に吹かれて
青空に舞い散り

枯れ木にふわりと虹色花を咲かせた

甘い匂いに誘われて
小さな羽虫が飛び回り
雲の花から蜜を集め
自分の巣箱にせっせと運ぶ

羽虫達の努力もむなしく
蜜は人間達に搾取され
彼らの食卓へと運ばれる

虹色雲の虹色蜜は
滋養強壮 精力増強
そして何より
心の病に良く効く薬

一口舐めたら草原を
二口舐めたら青空を
元気で駆け出したくなるよ

そうしてひと瓶舐め尽くしたら
君の心は軽くなり

替わりに
湿った重たい雲が
君の中から出て行った

大空へと昇って行った







BY-RUBY^ ^



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by emeraldm | 2016-06-10 08:39 | ~詩編~ | Comments(0)


「空白な午後」

鈍よりとした大気
身体に染み込む灰色の靄

空白な午後には
存在の少なさが
やけに気になる

在ると言うだけで
こんなにも孤独なら
神が人を創り給うた
訳を知るのに

希薄な粒子は霧散して
窮屈な鼓動がコツコツと木霊する

空白な午後は自己を抱いて
仄暗い階段を降りて行くのだ




「磨りガラスのプリズム」

人は皆
エンジェルストーンで
出来ているんだよ
ってあの子は言った

天使の石は
身体の核で
手の平より少しだけ小さく
楕円形の種子見たいな形で
半透明な灰青色なんだって

だから人はいつも寂しい
エンジェルストーンが熱を奪うからなんだってさ

誰でも一つは持っているけど
この石は孤高

暖かくはならないんだ



BY-RUBY
















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by emeraldm | 2016-04-30 21:44 | ~詩編~ | Comments(0)

クスクス森のくぐつ

さあ坊ちゃん嬢ちゃん寄って来な
クスクス森のサーカス団
クスクスサーカスの開催だ

火蜥蜴 の目玉乗り
人狼の綱渡り
河童少女のナイフ投げ

寄ってらっしゃい見てらっしゃい
まだまだ沢山盛り沢山

大毒蛇と猫娘 いったいどちらが強いのか
赤目の白雪姐さんが華麗に躍る蜘蛛の糸
やせっぽちのナナフシが見事脱出出来るのか?

さあ買った買ったチケットは残り数枚だ
今宵満月昇ったらクスクス森はカー二バル 

取り仕切るのはこの私
クスクス団長 その名も くぐつ
泣く子も黙るテディベア

おっとチケット無しの入場は固くお断り致します
入場係りの入道に何をされるか分からない

一つ目巨人の入道は身体はデカイがオツムは弱い
ちょっと触って見ただけで君の頭は粉々だ

さてさて 残りのチケットはあと一枚となりました 
早いもん勝ちだもってけドロボー
クスクス森のサーカスだ

今宵貴方が見る夢の底無し沼の中にある
クスクス森のカーニバル
クスクス団長我名はくぐつ

さあ貴方も今からくぐつ
クスクス森のからくりくぐつ
心を持たないクスクスくぐつ


BYーRUBY

by emeraldm | 2014-10-26 22:53 | ~詩編~ | Comments(0)

探求と言う名の至福


欲しいのは形ち
きっとあると信じるから
いつだって前に進んで行ける

いつも同じ事してるのに
貴方は全然飽きないね
って友達が呆れていたけれど

世界に同じ事なんて何も無い
まして同じ時間なんて一瞬たりとも無いんだから

時は宝石のような物

と言ったって
きっと分かって貰え無いんだろうな

地道にコツコツ
自分だけの形ちをさぐり
坑道を掘る山師のように
私はそれをやり遂げたい

その気持ちだけが道を照らし
妖精の国へと導くのだ




BY-RUBY^ ^
by emeraldm | 2014-09-08 23:06 | ~詩編~ | Comments(0)


「春胡蝶」

早春の息に翼を広げ
さあ舞い上がれ不死の蝶

そぼ濡れた翼を震わせて
届けておくれ追憶の日々

あわいの衣に遊びつつ
煌めきの光に乗って

さあ舞い上がれ
幸の蝶

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by emeraldm | 2014-04-05 22:40 | ~詩編~ | Comments(2)

~詩編~毒

あの時
あたしの背守りが言ったんだ

ある時継母に苛められ
お前は本当に役立たず
死んでしまえば良かったのにって

それで辛くて逃げ出した

「毒は食べてしまえば薬になるからね
すなわち毒さえも食べてあげられるのが愛
世の中のほとんどがそれで解決するのさ」

あたしの背守りは優しく言った

あたしを抱きしめ温めながら

山の神様
神社の森は
小さなあたしの隠れ家で
いつも籠って泣いた木のウロ

「ほら
迎えの声が聞こえるよ毒を飲み干してこその愛
消して忘れてはいけないよ
真実が見える様に君の目に呪をかけてあげるから
もう一度でいいからあの人をちゃんと見てあげなさい」

背守りはスゥと消えてった
臼闇紛れた鎮守の森は急に恐さと寒さが支配し
あたしは叫んで飛び出した
瞬間
灯かりと暖かさがあたしを包み
義母が震えながら堪えていた
何があったか分からない
でも背もりが言った言葉
毒は飲み干してこそ愛
その言葉は魔法の様に人を見る目を変えたんだ

あの時
毒を飲んだのはどちらだったんだろう
とてもとても苦しい毒を飲み干したのは・・・

BY-RUBY^^
by emeraldm | 2014-01-03 17:17 | ~詩編~ | Comments(0)

詩編~ さまよう者

薄闇の世界に流離う者がいた
その者は形を持たず
だだ闇雲に光の種を探していた
光に憧れ欲するその者の猛念は薄闇の世界を漂い覆い尽くし
やがて芥子粒ほどの光の種を探し出した
狂喜したその者は
光の種を喰らってしまった
形を持たぬ者はその時ゆるぎない確信と巨大なエクスタシーを放出した
そのとたん薄闇の世界は暗黒となり
流離う者の存在さえも許さぬほどの寒気が押し寄せた
漂う者は燃え立つ情熱が急激に凍結し
暗黒の氷土を絶望が取り巻く様を見た
後悔と懺悔の気持を引きずり
希望の無い世界を永遠に漂うその者の
嘆き悲しむ鼓動付近に
芥子粒ほどの薄明がぼうと灯った瞬間を漂う者は知るよしも無い

BY-RUBY^^
by emeraldm | 2013-12-01 03:56 | ~詩編~ | Comments(0)

詩編~「解」

不平不満の正体はね
自分の怯えた影を他人に映しソレを罵っているだけの事

誰かを気に入らないのは
傷つき安い自分の身体を鋭利なナイフで見事に抉るように
鏡に映った醜い姿を見なければならないから

結局、誰かを憎めば
自分自身を呪うのと同じ

だから気に入らない誰かを見たらその人を祝福しよう
自分の代わりに汚れ役を引き受けてくれる大切な恩人なのだから

影なき所光も無い
結局そう言う事なんだ

気に入らないって感情も
とてもとても大切な気付き

自分を恥じる事も誰かを憎む事も結局ないんだよ

BY-RUBY^^
by emeraldm | 2013-09-24 22:01 | ~詩編~ | Comments(0)

詩編~「忘れないで」

「忘れないで」


激しい渦が取り巻いて

通りがかりの偶然も

人であろうと物であろうと
思想であろうとパワーであろうと

人は一つの惑星と同じ
いつでも何かを引いている

だから大切な事は

引き寄せた全てに感謝して
楽しげにキラキラ輝き
せめて暗い宇宙を照らそう

その何かを糧にして
貴方は生きるしか無いのだから

優しい思いも
苦い思いも
全ては生きる為の貴方の踏み台

大切な事
忘れないで

引き寄せた全てに責任を持ち感謝して生きよう

命ある事に感謝して生きよう

楽しげにキラキラ輝き感謝して生きよう

BY-RUBY^^
by emeraldm | 2013-07-25 22:49 | ~詩編~ | Comments(0)

詩編〜「君へ」

「君へ」

走りすぎて息切れ
ちょっと休もう
立ち止まり
ふと回りを見回した

僕はいつもいっぱいいっぱいで
ちゃんと返せているのかな

受け取った友情を
忘れている訳では無いんだけど

時間の軛が僕を引き回す
ご免ねと心で詫びながら
今日も又日が過ぎる

いつの日か自由を手に入れて
大きな感謝を捧げよう
地球規模のでっかい感謝を

だからね
待ってて欲しいんだ

Everyday いつだって君に感謝を捧げよう

大好きな君に


BY-RUBY
by emeraldm | 2013-06-28 22:34 | ~詩編~ | Comments(0)

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